ハワイ旅行で持ち込みが禁止されているものや制限されているものは?

ハワイ旅行を計画しているのであれば、何を持って行くかを考えておきましょう。
そこで注意しておきたいのが、持ち込みが禁止されているものに関してです。禁止されているものを知らずに持ち込んでしまうと問題が生じるため、今回は注意しておきたいものについて紹介します。

この記事を読むことで何がなぜ持ち込めないのか、日本に持ち帰ることができないものは何かなどがわかるようになるので、ぜひお読みください。

ハワイ旅行で持ち込みが禁止されているもの

ハワイ旅行では持ち込みが禁止されているものが多く存在します。具体例も含めて確認しておきましょう。
ここで挙げているものは、お菓子や離乳食などにも適用されます。

なお、輸入要件に関しては予告なく変更される可能性があります。そのため、旅行の際は改めて最新の情報を再確認しましょう。

農産物(種子も含む)

農産物は、果物類や野菜類などは種子も含めて持ち込むことができません。

【具体例】

  • オレンジなどのかんきつ類
  • キウイフルーツ
  • さくらんぼ
  • バナナ
  • かぼちゃ
  • りんご
  • トマトなど

一部、持ち込みが可能なものもありますが、検査証明書及び入国時の検査が必要となり、品目によっては、植物防疫所への問い合わせが必要です。
基本的に果物類、野菜類、植物類の持ち込みはできないと考えておきましょう。

これらが持ち込み禁止とされている理由は、寄生する病害虫の持ち込みを防ぐためです。果物類、野菜類、植物類などは普段から食べているものであっても持ち込むことはできないため、必要な場合は現地で調達すると良いでしょう。

肉類・肉製品

肉類や肉製品は全般的に持ち込みが禁止されています。詳しくは後述しますが、肉エキスを含む食品についても禁止されているため、注意が必要です。
禁止されているものには以下のようなものがあります。

【具体例】

  • 肉そのもの
  • ビーフジャーキー
  • ソーセージ
  • ハム
  • サラミなど

冷凍しているものや加熱調理済みの加工品など、状態を問わず持ち込むことができません。肉類や肉製品の持ち込みが禁止されているのは、家畜の病気が侵入してしまうのを防ぐためです。
肉類や肉製品は持ち込まないように注意が必要です。

乳製品

乳製品や、乳製品を使用して作られたもののうち、持ち込み条件を満たさない乳製品は持ち込みが禁止されています。

【具体例】

  • バター
  • 牛乳
  • ヨーグルトなど

家畜伝染病の侵入を防ぐ目的で持ち込みが禁止されています。
例外として赤ちゃん用の液体ミルクや乳製品が挙げられます。ただし、未開封のものに限られます。
すでに開封済みの大きな缶に入ったミルクを持って行こうと考えている方は注意してください。

 また、例えば原材料に牛乳が含まれているお菓子については、調理済みで市販の包装がされており、ラベルがついている常温保存が可能な食品については持ち込みが可能です。

 乳製品の持ち込みが禁止されているのは、肉製品などと同様に家畜の病気が侵入してしまうのを防ぐためです。ただし、肉製品とは異なり上記の条件を満たしているものについては持ち込みが可能であるため、例えば「牛乳が入っているものはすべてNG」というわけではありません。

 禁止されている乳製品については持ち込まないようにしましょう。

卵製品

加工されていない卵はハワイへの持ち込みが禁止されています。生の状態の卵を持ち込まないようにしましょう。

 卵を使用している商品は数多くありますが、基本的な考え方は乳製品の持ち込みと同様です。
生の状態ではなく加熱調理がされており、かつ市販のラベルがついているもの、冷蔵庫での保管が必要ないものであれば持ち込みができます。該当するものであったとしても開封済みのものは対象外となるので、注意が必要です。

 市販のベビーフードの中には卵が入っているものもありますが、そういったものも条件を満たしていれば問題ありません。
加工されていない卵に関しては持ち込むことができないため注意してください。

動物性のエキスを含む食品や菓子類

特に注意しなければならないのが、動物性のエキスを含む食品や菓子類です。
紹介したように乳製品や卵に関しては一定の条件を満たすことで持ち込むことができますが、肉・肉製品については全面的に禁止されており、この中には動物性の肉から出たエキスも含まれます。

【具体例】

  • チキン・ビーフ・ポークパウダー
  • チキン・ビーフ・ポークエキス
  • ブイヨンなど

ブイヨンとは、牛骨や鶏ガラのほか、香味野菜やスパイス、ハーブを水とあわせて煮込んだもののことです。牛骨や鶏ガラが使われていることから動物性のエキスを含む食品に該当するため、持ち込むことができません。

 各種パウダーやエキスを含めると、お菓子やインスタント食品、カップめんなど、実に多くの商品に使用されています。必ず原材料を確認し、持ち込むことが可能か判断しましょう。
魚介エキスであれば問題ありません。

 離乳食の中にも肉や動物性のエキスが入っているものもあるので、注意が必要です。
動物性のエキスを含む食品や菓子類はうっかり持ち込む人が多いと言えるでしょう。特に注意が必要な点です。

銃器・爆発物、危険物、麻薬

銃器・爆発物、危険物、麻薬などは、当然ながら持ち込みが認められません。

例えば、銃器については拳銃や鉄砲だけではなく、鉄砲玉や拳銃部品といったものも持ち込みが禁止されています。爆発の危険性がある火薬なども禁止されています。

ブランドなどのコピー品

ブランドなどのコピー品、つまり偽物は持ち込むことができません。
注意しなければならないのが、自分では偽物だと思っていなかったが、コピー品だったケースです。知らなかった場合は基本的に没収されるだけなのですが、隠して持ち込もうとした場合や、持ち込もうとした量が多い場合は没収だけでは済まされないこともあります。

少しでもコピー品の可能性があるものは購入しないのが一番良い方法ですが、すでに買ってしまったもので本物か自信がないものは念のため持ち込まないようにしましょう。

土は、すべての国・地域からの持ち込みが禁止されています。植物の中には持ち込みができるものがありますが、それらの植物であっても、土が付着している場合は持ち込むことができなくなるため、注意が必要です。

機内への持ち込みが禁止されているもの

機内への持ち込みが禁止されているものもあります。以下の5点に注意が必要です。

爆発のおそれがあるもの

機内で爆発の恐れがあるものは持ち込むことができません。
例えば、カセットコンロ用のガスボンベや、キャンプ用のガスなどです。

これは、手荷物として預けることもできなければ、機内への持ち込みもできないため持ち込まないようにしましょう。

刃物類

刃物類も機内への持ち込みが禁止されています。ナイフだけではなくハサミなども該当するので注意しましょう。

他にも、凶器となる可能性のある先端が著しく尖っているものも持ち込みが禁止されています。
刃物類を持っていく場合は手荷物カウンターで預けておきましょう。

一部のスプレー類

スプレー類の取り扱いは、種類によって異なります。
例えば、引火性ガス・毒性ガス以外のスプレーの場合は、1容器あたり0.5kgまたは0.5リットル以下のものであれば、1人あたり合計2kgまたは2リットルまで持ち込みおよび預け入れが可能です。

一方、引火性ガスを使用した日用品・スポーツ用品のスプレー類などは機内持ち込みもお預けもできません。
持ち込むスプレーの種類と規定を確認することが重要です。

粉末類

粉末状のものは、機内への持ち込みに制限があります。例えば、以下のようなものです。

【具体例】

  • 小麦粉
  • 砂糖
  • インスタントコーヒー
  • スパイス類
  • 化粧品

これらは350ml12oz)以上を機内に持ち込むことができないため、注意が必要です。規定量を超える場合は受託手荷物として預ける必要があります。
制限を確認するようにしてください。

可燃性のもの

燃えてしまう可能性がある可燃性のものも持ち込みが禁止されています。誤って持っていく可能性が高いものとしては、以下のようなものがあります。

【具体例】
  • ライター用オイル
  • 電子タバコ
  • キャンプ用の燃料
  • スプレー缶
  • 花火など
電子タバコについては機内持ち込みであれば認められます。可燃性のものは全般的に持ち込みが禁止されています。

ハワイから日本に持ち帰ることが禁止されているもの



日本からの持ち込みが禁止されているものとほぼ同様です。
例えば、現地で食べて美味しかったお菓子やインスタントラーメンをお土産として持って帰ろうとしても、それに肉類や動物性のエキスが含まれている場合は没収されることになります。翻訳して原材料を確認し、日本への持ち込みが禁止されている成分が含まれている場合は購入を避けるようにしましょう。

 同様にお気に入りのブランド品を見つけて買ったものの、それが偽物であった場合、こちらも没収されるため注意が必要です。

 うっかり持ち帰ってしまう可能性があるのが、ビーチの砂です。ハワイに行った記念として遊んだビーチの砂を少し持ち帰りたいと考える方もいるのではないでしょうか。しかし、「土」は持ち帰りが禁止されています。

 また、ワシントン条約によって持ち込みが規制されている種もあり、これらに該当するものは、例えばアクセサリーなどに加工されていても日本に持ち込むことができません。
例えば、本物のサンゴで作られたアクセサリーはハワイのお土産店で売られていますが、持ち込むことができません。

 お土産店では、日本に持ち帰ることができないものが「持ち帰り可能」と表示されていることも少なくありません。お店側の説明を信じて購入し、没収されてしまってはもったいないため、よく確認しておきましょう。
日本から海外への持ち込みが禁止されているものをよく理解しておくと、判断がしやすくなります。

ハワイへの持ち込みが制限されているもの

持ち込みが禁止されているのではなく、制限されているものもあります。

【持ち込みが制限されているもの】

  • 現金10,000ドル以上
  • お土産は100ドル相当まで
  • 紙巻たばこは200本以内、または葉巻100本以内(21歳以上)
  • 酒類は1L以内(21歳以上)
  • 医薬品など

10,000ドル以上の現金を持ち込むことも可能ですが、必ず出国時に税関で申請を行わなければなりません。また、現金だけではなく「現金価値を持つもの」が総額で10,000ドル以上であった場合は申告が必要です。
例えば、小切手、約束手形、株券なども含みます。
個人単位ではなく、同行する家族全員での総額なので注意が必要です。多額の現金を持ち込むのは危険であるため、現金量を減らしてクレジットカードを利用するのも推奨されます。

 タバコとお酒は成人1人当たりの量が定められているため、2人で行く場合、その分免税が適用されますが、未成年には適用されません。タバコやお酒は現地でも購入可能なので、大量に持っていく必要はないでしょう。

 また、一般的な常備薬や処方薬は持ち込みが可能ですが、処方薬の持ち込みに関しては個人使用の範囲で、通常使用する量のみ持ち込みが認められています。
また、医師の指示のもと処方されていることを示すため担当医からの診断書および処方箋が必要です。これらの書類は翻訳し、翻訳した本人のサインがあるものでなければなりません。

 これらのように持ち込みが制限されているものについては必ず量を守ることが必要です。

お土産を買うなら定番のものがおすすめ!

ハワイ旅行を楽しんだら、すてきなお土産を探しましょう。現地で定番のお土産を選んでおけばまずハズレはありません。
ハワイの定番といえばマカダミアナッツチョコレートです。
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